ヤマザキパン

24日にドラッカー学会の総会・講演会が開催されたのだが、その講演会にヤマザキパンの飯島社長をお迎えした。
実は、これまで飯島社長とドラッカーの関係を知らなかったのだが、生前のドラッカーと何度も会って、教えを請うたとのことだった。

その飯島社長の話は、予想を超えたものだった。
中心は、キリストの教えだったのだ。

生命の道として、イエス・キリストの山上の垂訓とビジネスの道を重ね合わせている。

アメリカでは、その考え方が非常に理解されやすかったとのことだが、そりゃそうだと目から鱗の話だった。

なぜなら、欧米においてはキリスト教は基本思想としてあり、そういう宗教観と日常生活やビジネスは密接につながっているはずだ。

我々日本人は、宗教に対し特別感を持っているのかもしれない。
だから、神の言葉とか、神との出会いなどという話がビジネスの世界に出てくると、拒絶反応に近いものがでるような気がする。

でも、本来は、長い年月によってそぎ落とされた原理というものは、きっと何らかの共通点があるのかもしれないとも思う。
それは、宗教だけでなく、経営理論というか経営哲学のようなものも同様ではないのか、と考えさせられた。

ドラッカーの思想は、それぞれのドラッカーと言われるように、自らの考え方に合致する点との出会いが基本にある。そうすると、ドラッカーの思想の原理と宗教的な原理、それ以外の原理においても根本では似た部分があっても不思議はない。

自ら信ずる考え方に、メジャーな思想が合致するという感覚は、何かを推し進めるのに非常に強力な力となるような気がする。

ふと、そんなことを考えた講演だった。

Filed under: ドラッカー,経営・コンサルタント — みやび仁(管理人) 9:52 PM

経営者の条件(1)

我がメルマガの新年度テーマとして、ドラッカーの再読をあげた。
メルマガを読んでもらっている人はわかってもらえると思うが、居酒屋小説では中小企業診断士の試験レベルを学ぶようにしていた。
同時に、別セクションでドラッカーの著書から私の抽出した部分を紹介するという形で毎週水曜日に発行している。

→「居酒屋で経営の基礎知識」メルマガリンク

ところが、すでに300回に近づいてきたこともあり、診断士の試験レベルの知識はネタ切れに近いのだ。
そこで、悩み続けた結果、初心に戻ることにしたのだ。ということで、本ブログは、読み直しのメモとして利用することにした。
序章は、「八つの習慣」だ。

(1)なされるべきことを考える
(2)組織のことを考える
(3)アクションプランをつくる
(4)意思決定を行う
(5)コミュニケーションを行う
(6)機会に焦点を合わせる
(7)会議の生産性をあげる
(8)「私は」ではなく「われわれは」を考える

このうち、(1)と(2)のなされるべきこと、組織のことを考えることによって「知るべきことを知る」としている。

「なされるべきこと」とは何か?
「やりたいこと」ではないことであり、組織のミッションに向かうための成果をあげるための行動ということだろうか。
GEのジャック・ウェルチは、CEOになったとき、やりたいことは「事業の海外展開」だったそうだ。しかし、なされるべきことは、利益が上がっていようと無かろうと「世界で一番か二番になる価値の事業から手を引くことだったと言う例を挙げている。

この決断にはドラッカーが直接関わっていたはずだ。
成果をあげるには自らが得意とするものに集中するしか無い。

二つ目の「組織のことを考える」は、組織にとって良いことで無い限り、どんなステークホルダーにとっても良いこととはなり得ないという。

この二つの熟考が知るべきことを知るための活動になる。

「経営者の条件」P・F・ドラッカー 上田惇生訳 ダイヤモンド社

Filed under: ドラッカー,メルマガ — みやび仁(管理人) 9:13 PM

目標と権限についての覚え

ドラッカー学会の2013年(2)ドラッカー学会年報(Vol.10)を眺めていた。

その冒頭にあった坂本和一先生の研究論文「『現代の経営』(1954年)を生み出したドラッカーの発想転換(2)」から大いなるひらめきを得たので今後の自分への覚えとして記録することにした。

「自己管理による目標管理」:全体の利益と個の目的を調和させるマネジメントを必要とする

「権限は組織の下位から発する」:上位からの委譲による権限という発想では無い。上位からのコミュニケーション(命令)は受令者に受け入れられることで権限として確認・確定される。

組織における権限は、組織全体の利益と個の目的を調和させるコミュニケーションでなければいけないと言うことではないだろうか。

ここで、坂本先生は、バーナードの組織成立の3要素に言及している。

つまり、個の「貢献意欲」と組織の「共通目的」をつなぐものとして、正当な権限として受容された「コミュニケーション」という要素が、マネジメントされることで強力な組織文化を持つこととなると思える。

Filed under: ドラッカー — みやび仁(管理人) 6:11 PM

弁証法

弁証法と言う言葉を聞いた時、学生時代を思い出した。

確か、ヘーゲルが有名だったよなあ、と考えながら話を聞いていった。

ところがそこで「ハッ」とすることになる。

弁証法をシンプルに説明するものに「正・反・合」という言い方がある。

どんなものにも、相反するものが現れる。それが矛盾となる。

しかし、その相反するものを、妥協せずに検討し続けることで統合するものが現れる。

これがアウフヘーベンであるとする。

どんなものもいつか矛盾が生じるということが、ドラッカーの言う「変化の発見」に繋がるのではないか?と閃いたのだ。

その変化を見つけ、変化に対応することで「イノベーション」が生まれる。

つまりそれがアウフヘーベンに繋がるものではないのか。

矛盾が統合され「合」なった後も、それ自体が「正」となり、再び「反」を生じる。

この繰り返しが歴史であり、諸行無常の世となるのであるとの説明に繋がっていく。

イノベーションの機会とは、自ら矛盾を生み出す瞬間を捉え、それを自分の強みに結び合わせることで、新たな世界を生み出すことなのだ。

弁証法で説明することが、イノベーションの説明になっているように思う。

何かが頭の中に蠢きだした。

Filed under: ドラッカー,経営・コンサルタント — みやび仁(管理人) 10:23 PM

ばらまき国家と増税・政治家

自分のHPでのドラッカーの整理をしていてこのような文章に出会った。

「しかも最悪の状況として、メガステイトはばらまき国家となった。予算編成が歳出からスタートするならば、徴税に節度がなくなる。歳出は政治家が票を買うための手段となる。」(P.ドラッカー「ポスト資本主義社会」P170 上田惇生訳 ダイヤモンド社)

民主党のマニュフェストと現在の国会運営を見て書いたのかと思える。

もう一つ追加

「民主主義国家は、公選された国民の代表が、その第一の仕事として、どん欲な政府から選挙民を守ってくれるとの確信があって機能する。したがって、ばらまき国家は自由社会の基盤を浸食する。国民の金で票を買うことは、市民性の否定である。」(P.ドラッカー「ポスト資本主義社会」P171 上田惇生訳 ダイヤモンド社)

うーむ。

*上記翻訳ページは「ドラッカー名著集 8」のものであるのでご注意。

Filed under: ドラッカー — みやび仁(管理人) 10:45 AM

ドラッカー学会総会講演会終了

朝、ブログを書くと宣言し、すぐ忘れた(^_^;)

明日から出張三昧となり、書けるかどうか不明なので、報告のみ。

14日(土)開催されたドラッカー学会の総会講演会へはいつものように運営チーム(イベント班)として参加した。

他のチームメンバーは、受付やら進行やら誘導やらと講演などを聴く余裕はないのだが、統括リーダーの自分は動かないことが仕事のようなもので、結果的にすべての講演を聴ける立場となる。

前回までは、なんやかやと心配があったりで、実際にはよく聴いていなかったが、今回は余裕ができたのだろう、結構自分のこととして聴くことができた。

まず、一番印象的だったのが、ドラッカー夫人からのメッセージだった。
ドリス・ドラッカーは、来月100歳の誕生日を迎える。

そのドリスからの大震災後の日本へのメッセージに、ドラッカーが亡くなる直前に日本の明治時代についてまとめていたという逸話があった。

ドラッカーは、明治維新を奇跡と捉えていたという。

「日本以外に、自らの伝統の上に近代社会を築くことのできた国はありません」

そして、その奇跡をなした日本は、第二次大戦から完全復興する。これが第2の奇跡だ。

つまり、日本には多くの困難を乗り越え、それも伝統の軸は残し、また、融合させる実績が数多くあると言っているのだ。

そう。まさに、今回の大震災からの復興は、第3の奇跡と言われるのであろう。そうでなければいけない。

昨年、学生ボランティアで参加してくれた女性が社会人となり、今回学会員として、メッセージを朗読してくれたのだが、心に染みた。

ドラッカーは第3の奇跡をなし得る国であると日本を見ていた。そうドリスは伝えてくれたのだ。

また、今回の総会講演会は、自分がドラッカー、ドラッカーと言っていながら、一通りの著作を読んだことで満足してしまっていることに気づかせてくれた。

日々の生活、ビジネスで、本気でドラッカーから教えられたことを実践しているだろうか。
成果を積み重ねているだろうか。

反省の機会ともなった。

Filed under: ドラッカー — みやび仁(管理人) 4:55 AM

英和対訳:ドラッカー名言集

ダイヤモンド社から郵便物が届いた。

何だろうと開けてみると、[英和対訳]ドラッカー名言集だった。
発売になったら買おうと思っていたのでびっくり。

上田先生からのプレゼントとして送られてきた。ありがたし。

ページをめくると上田先生のサインがある。感動ものだ。

ドラッカーにのめり込んだのは、間違いなく、上田惇生先生の名訳によるものだ。

それでも、次第に、ドラッカー自身の文章はどうだったのか、という興味も沸いてくる。特に、学会の関係者は、ことある毎に上田先生訳と原文を合わせて議論するものだから、英語がダメな俺でも否応なく英文を見ることになる。

これは、精選された120の名言を見開きの左右で確認することができる。待望の一冊だ。

小さくて分からないが、左ページには、「企業の目的は顧客の創造」という有名な部分について上田訳があり、右ページに原文が配置されている。

年末年始は、さらにドラッカーにのめり込むことになりそうだ。

Filed under: ドラッカー — みやび仁(管理人) 8:38 PM

名古屋だぎゃー

ドラッカー学会の名古屋大会に向け、名古屋に2泊した。

1泊目は、大学の友人宅。奥さんもよく知っているので、お言葉に甘えてごちそうに舌鼓。ドイツのビールに始まり、紅芋焼酎、名古屋の地酒とやっぱり適量を超えた。

彼らの子供達もそれぞれ巣立ち、大学時代からの馬鹿やっていた時代とはまた違った会話を楽しんだ(ただの酔っぱらいだったが)

次の日は、結構時間があったので、名古屋城や昼間の栄などを散策。名古屋城には時間をかけた。

名古屋城だがや。

しゃちほこだがや。

そういえば、ひつまぶしを食べるのを忘れた。(名古屋で唯一うまいものと言われているし)

ドラッカー学会の名古屋大会は、申込者全員が参加するという(欠席者なし)初めての経験をした。

大人の集まりなんだなあと改めて感じた1日だった。

上田先生も岩崎夏海氏も参加し、盛り上がった1日で大成功だろう。

地方大会のイベント開催マニュアルも作らなければなあ。

こうして、名古屋滞在3日間を終え、今日から通常業務。はあ、さすがに疲れた。

Filed under: ドラッカー — みやび仁(管理人) 9:55 PM

ドラッカー学会名古屋大会

今日、名古屋の総括リーダーに来てもらい、打ち合わせを行った。

申し込みは、明日(8日)の夜で締め切るそうなので、忘れていた人は、急いで申し込んでください。

「第5回ドラッカー学会大会 in 名古屋」のご案内

会費の振り込みが条件ですので、明日申し込みをしても振り込みを証明する振り込みの領収書などを当日提示いただかないと入場できませんのでご注意あれ。(明日までに振り込みの確認ができた人には受講票がメールされます)

ということで、とうとう来週となった。

春の総会時には随分先だと思ったが、年末すら目前という状況に唖然とする。

今回は、総括リーダーではなく、受付チームリーダーとなったため、これまでのように毎日がロジ表見直しやチームリーダーとのやりとりといった作業はない。

そのせいでもないが、金曜日の夜から名古屋入りし、大学時代の友人宅(もちろんラグビー部)に宿泊。土曜日は、名古屋地区のラグビー部OBに声をかけるとのことで、当日はフラフラになっている恐れあり。

総括じゃなくて良かった。ただし、受付で酒臭いからあっち行っていて!と言われるのも嫌だなあ。今回、受付の手伝いをしてくれるのは、まだ会っていない名古屋地区の女性4名とのこと。

うーむ。もう一泊してしまうか(^_^;)きっと、名古屋地区のスタッフは打ち上げをするはずだからね。

Filed under: ドラッカー — みやび仁(管理人) 9:39 PM

ドラッカー学会名古屋大会

ドラッカー学会の今年の大会開催は名古屋だ。

11月14日(日)に名古屋駅前の「愛知県産業労働センター」で行われる。

「第5回ドラッカー学会大会in名古屋」

もちろん、自分も参加するのだが、春の総会に引き続き、分科会の報告で舞台に立つので、見てみたい人(^_^;)は是非どうぞ。(午前中の20分程度ですが)

「実践するドラッカー【思考編】」「同 【行動編】」の著者である佐藤等さんが中心になって活動している「ドラッカープレミアム」をテーマにしたパネルディスカッションも予定されている。

ドラッカープレミアムとは、私の解釈ではあるが、ドラッカーの言っていることを実践してうまくいっている組織や人を記録して、学んでいくと言うことのようだ。

ドラッカーに軸足を置いたベストプラクティスを学ぶとも言えるかもしれない。(この辺は、佐藤氏の解説を楽しみにしている)

徐々に学ぶことから実践をすることに舵を切りつつあるので、実践に学ぶと言うことの魅力というか、頭でわかっているだけではいけないということを実感しつつあるのだ。

懇親会に出席される方は、是非ともお声がけください。本部のイベント班長とか、体育会系中小企業診断士とか、聞いてもらえるとわかるかもしれません。(今回は共催なので、ドラッカー学会の方じゃないとわからないかも)

まあ、スタッフの「根本」と素直に聞いてもらった方が確実かな。

ぜひ、名古屋で会いましょう。

Filed under: ドラッカー — みやび仁(管理人) 9:35 PM
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