営業の上司と部下

祭り前に飛び込みの営業がやってきた。
近所で工事をしている外壁補修(塗装)の業者だった。
来たのは、新人か、もしくは入社数年というところの若い現場担当者だった。
家も15年を過ぎ、そろそろは補修は考えなければと思っていたので、今年はやらないよ、それでもいいなら見積の説明を受けてもいいよ、ということで祭り後に話を聞くことにした。

約束通り、2日前に電話があり、来るとのこと。
営業トークに気になるところが多かったので、どちらかというと営業指導でもしようかなという親心的な気分だった。

時間通りにやってきたので、1階のマイルームへ通し、話を聞く。
近所で工事中で、9月に終わるので、会社からは職人を遊ばせないよう営業するように言われて・・・

だから、そいういう会社から言われてと言うような言い方はダメなんだよという機会をうかがいながら、外壁塗装のランクや耐久年数などの話を聞いていた。

玄関のベルがなると、「あ、うちの上司かも」とY君(とする)が言い出す。確かにそうだった。これは、営業のシナリオだなと当たりをつける。

部屋に通した上司は、「どんな提案をしたの」といきなりY君を問い詰める。
Y君、「○○を提案しています」
上司「なぜ、それを提案するの。いや、ご主人・・・」

と、いきなり担当のY君の説明を打ち切り、自分の提案を話し出す。

なんじゃこりゃ。シナリオにもなっていない。
上司氏は、自分の提案の資料が見つからず、Y君にお前も持っていないのか、車にいってとってこい、とY君の存在が消えつつあった。

その後は、Y君に提案では、見栄えが悪く、今現在のやるんだったら、この提案が安く、かつ、きれいに出来るという。

つまり、Y君の提案は、今じゃなくても出来る提案だったわけで、会社としては、9月にやって欲しいと言うことが見えてきた。

申し訳ないが、Y君にあらかじめ言ったように、今年はやらない。補修については、きちんと計画を立てているので、Y君にはそのための提案をお願いしたんだ、等々一応説明する。

結局1時間弱で帰って行ったが、玄関を閉めるとき、外で上司氏がY君にブツブツ言っているのが聞こえた。

長くなったが、自分の感想は以下。Y君がもし、今後電話等でアプローチしてきたら、話そうかと思うが・・・

1)俺の希望を聞いて、それに対応してきたのはY君。
2)上司氏は、客(潜在客だが)の前で、担当者の提案を一方的に切り捨て、自分の都合のいい提案をし出すが、この段階で、客である俺の気持ちは否定的になった。
3)結局は、客の希望ではなく、自社の希望を提案しただけで、元々話を聞いたY君に何のフォローもせず。

若い(経験不足)のY君を心配したのなら、事前に提案の内容を確認し、よりいい提案にすべきであり、客の目の前で、自分の部下を叱責し、かつ、一切彼に説明をさせないような会社は信用できない。
あれは、なんだったのか・・・と不思議に思う。

客の立場に立てない、経験だけの上司の悪い見本だと言うことで、記録。

Filed under: 日記・コラム,経営・コンサルタント — みやび仁(管理人) 9:15 PM

ヤマザキパン

24日にドラッカー学会の総会・講演会が開催されたのだが、その講演会にヤマザキパンの飯島社長をお迎えした。
実は、これまで飯島社長とドラッカーの関係を知らなかったのだが、生前のドラッカーと何度も会って、教えを請うたとのことだった。

その飯島社長の話は、予想を超えたものだった。
中心は、キリストの教えだったのだ。

生命の道として、イエス・キリストの山上の垂訓とビジネスの道を重ね合わせている。

アメリカでは、その考え方が非常に理解されやすかったとのことだが、そりゃそうだと目から鱗の話だった。

なぜなら、欧米においてはキリスト教は基本思想としてあり、そういう宗教観と日常生活やビジネスは密接につながっているはずだ。

我々日本人は、宗教に対し特別感を持っているのかもしれない。
だから、神の言葉とか、神との出会いなどという話がビジネスの世界に出てくると、拒絶反応に近いものがでるような気がする。

でも、本来は、長い年月によってそぎ落とされた原理というものは、きっと何らかの共通点があるのかもしれないとも思う。
それは、宗教だけでなく、経営理論というか経営哲学のようなものも同様ではないのか、と考えさせられた。

ドラッカーの思想は、それぞれのドラッカーと言われるように、自らの考え方に合致する点との出会いが基本にある。そうすると、ドラッカーの思想の原理と宗教的な原理、それ以外の原理においても根本では似た部分があっても不思議はない。

自ら信ずる考え方に、メジャーな思想が合致するという感覚は、何かを推し進めるのに非常に強力な力となるような気がする。

ふと、そんなことを考えた講演だった。

Filed under: ドラッカー,経営・コンサルタント — みやび仁(管理人) 9:52 PM

バンクーバー朝日軍

自宅に帰ると、たまたまカナダの野球殿堂入りしたこの日系チームの話をしていた。
なんとなく見ていたが、戦前のカナダで、差別を受けながら、フェアプレーを徹底して勝つことを掲げて、続けた姿に涙がにじんだ。
日本人の根本にある正義の姿なのかもしれない。
利益を求めてウソをつき、成績を伸ばすために人を騙す。
それは、何も生み出さない。自らを貶めるだけ。
真摯に生きる。
知り得たなら害をなさない。
審判に抗議しない。

ソチオリンピックが終わり、余韻に浸っている今。
スポーツのフェアプレーの精神を日本のすべての活動に広げたい。
本気でそう思った。

Filed under: 日記・コラム,経営・コンサルタント — みやび仁(管理人) 9:44 PM

株高や為替ニュースが踊っているとき

自民党の政権奪還や安倍首相の成長戦略のせいなのか、最近の報道はイケイケムードを煽っているようにも見える。

特に、株の高騰は日本のみならず、アメリカも急騰と言える状況になっている。

このようなときには、用心した方が良いというのはみんなが経験してきたところだろう。

株は実体経済を表す訳ではなく、いわば、期待とか雰囲気で上がっていく。

だから、株高や円安で利益が増えたことを喜んでも仕方がない。まずは、足元のキャッシュフローを見極めるべき。

そんなことお前に言われなくてもわかっているわい、と言われるんだろうが、結構安直な動きがあるんじゃないか?

Filed under: 経営・コンサルタント — みやび仁(管理人) 10:11 AM

プライベートブランド

イトーヨーカドーが最近セブンプレミアムというプライベートブランドに力を入れているように思う。

それだけのコーナーを作って、多くの種類を集めている。

ただ、それらを買ってみると確かに安いのだが、記憶にある有名どころのお菓子や牛乳などだとわかる。

もちろん、製造者を見ると確かにそうだ。

なぜか寂しくなった。

昔好きで良く買っていたものが、あの画一化されたデザインで100円などの定額で売られている。

味だけじゃなく、その包装紙のデザインも含めた「もの全体」がその時の思い出であったり、長年の好みだったりするのだ。

ほとんどは、元ブランドも置かれているので、思いがあるならそちらを買えばいいのだが、逆に同じものなら安い方をと言う生活感の考え方に引っ張られる。

製造者にとっては、セブンアンドアイのパワーに乗れば、一定以上の売上というベースを確保できるというメリットがあるのだから仕方が無いのだろう。ブランドが確実に定着していないメーカーに至っては、プライベートブランドに採用して貰えるかどうかが死活問題かもしれない。

そうではあるが・・・正直言って、この戦略は嫌いだ。

Filed under: 経営・コンサルタント — みやび仁(管理人) 6:32 AM

ネット問い合わせの対応

家も築12年くらいになり、あちこちガタがきはじめたなあとは思っていた。

その最初に来たのがユニットバスの換気扇。

随分前から音がうるさくなっていたので、何回かねじを緩めたり、掃除をしたりしてきたが、異音というか騒音になってきてしまったので、家族会議開催。

うるさすぎるので交換しかないだろうが、メーカーに依頼するとバカ高いという経験から、地元で電気や水回りの修理をやっているところに頼んでみようということになった。

ネットで調べるとホームページもあり、浴室の換気扇の取り替えなども書いてあるので、問い合わせメールアドレスから申し入れたのが金曜日。

連絡がない。金曜の夜、念のため再度メール依頼。

土曜日も音沙汰がないため、ネット検索。結構日曜大工でやっている事例もあったが、電気工事を伴うことから、やっぱり専門家に頼むことに。

今日(日曜)の朝、しびれを切らし、割とこの辺でチラシが多いリフォーム会社にメール。営業時間は9時からと書いてあった。

9時半にメール返信あり。

再度メールし、10時に出かけるので電話でと携帯をメール。

すぐ、メールが返ってきて、担当の予定を調整中なので、追って電話しますとのこと。

10時過ぎに電話があり、現場を確認し見積もりをしたいとのことで11時には行けるとの連絡。

そして、11時に現場を調査し、代替品を確認、15時には見積もり連絡があり。

もう、ここに頼むことに決めていた。

頼みますと言うと、16時には契約書をもってやってきた。

数十万からのリフォーム事例がたくさん載っている会社だが、3万程度の工事にこの素早さ。

ネット時代の商売にとって、いかにレスポンスが信頼と安心を得られるか、自ら実感した。

すぐに対応できないなら、メールアドレスなど記入すべきではないし、ホームページをもつべきでもない(-.-)

Filed under: 経営・コンサルタント — みやび仁(管理人) 10:21 PM

DRM

昨日発行したメルマガで、DRM(ダイレクトレスポンスマーケティング)について若干書いた。

CRMとの対比とまではいかなかったが、基本的に顧客の生涯価値を考えて手を打っていくと考えていいだろう。

DRMとして語られているのは、見込み客を集める段階から囲い込みを行い、ファンや信奉者へ導いていくものだ。

それは、古くからの商売の基本であり、今に始まったことではない。

それでも、インターネットというインフラが整備され、ダイレクトに繋がる範囲が劇的に、廉価に広がったことが、この手法が注目をあびる要因なのだろうと考える。

どんな時代においても、顧客志向であることが必須なのは間違いない。

ちょっと、硬かったが、覚えとして。

Filed under: 経営・コンサルタント — みやび仁(管理人) 10:26 PM

知的資産経営について

今、論文を作成中だ。

共同論文なので、摺り合わせに時間がかかるのだが、今週末終盤の摺り合わせ。

ただし、昨年出版した「知的資産経営が中小企業を強くする」で書いたテーマとほぼ同じ章を担当しているため、前の文章や構成に引きずられてしまう。

元があるので簡単かと思ったが、結構細かいところで苦戦中。

なんとか乗り切らなければ・・・

Filed under: 経営・コンサルタント — みやび仁(管理人) 9:46 PM

弁証法

弁証法と言う言葉を聞いた時、学生時代を思い出した。

確か、ヘーゲルが有名だったよなあ、と考えながら話を聞いていった。

ところがそこで「ハッ」とすることになる。

弁証法をシンプルに説明するものに「正・反・合」という言い方がある。

どんなものにも、相反するものが現れる。それが矛盾となる。

しかし、その相反するものを、妥協せずに検討し続けることで統合するものが現れる。

これがアウフヘーベンであるとする。

どんなものもいつか矛盾が生じるということが、ドラッカーの言う「変化の発見」に繋がるのではないか?と閃いたのだ。

その変化を見つけ、変化に対応することで「イノベーション」が生まれる。

つまりそれがアウフヘーベンに繋がるものではないのか。

矛盾が統合され「合」なった後も、それ自体が「正」となり、再び「反」を生じる。

この繰り返しが歴史であり、諸行無常の世となるのであるとの説明に繋がっていく。

イノベーションの機会とは、自ら矛盾を生み出す瞬間を捉え、それを自分の強みに結び合わせることで、新たな世界を生み出すことなのだ。

弁証法で説明することが、イノベーションの説明になっているように思う。

何かが頭の中に蠢きだした。

Filed under: ドラッカー,経営・コンサルタント — みやび仁(管理人) 10:23 PM

究極のコミュニケーション術

先日、人前での発表があった時、あまりの下手さに自分が嫌になっていた。

いや、もう、何度も、俺は話す人間でなく、書く人間だと再確認してきたのだが、かといって、人前に出てしまう性格との不整合はいかんともしがたい。

と言う悩みを感じている時、いきなり人前で話すとか、コミュニケーションの究極の手段があると言われ、最後のあがきと購入してしまった。

ロイス・クルーガーのDVDだ。

日本に来日した時の1時間程度に編集したものだった。

もちろん彼は英語で話しているのだが、同時通訳が入っている。

ん?クルーガーの話に覆い被さっているので、DVDの設定で音声をどちらかに出来るのかといじくったがダメ。

しばらく見ていると、なんと、会場の司会の位置で女性が同時通訳をマイクを通してしているのだ。

つまり、会場で、クルーガーの声と同時通訳の声が同時に響いているなかでセミナーを聞いている。

英語がわかる人にとっては、同時通訳がうるさいだろうし、逆に日本語だけを追っている人にとって、クルーガーの声で聞き取れないところも多々あるという状況だ。

こんな、ただ、セミナーを録画しただけのものを売っているのか・・・

内容には確かに何点か気づきはあったが、ちょっと衝動買いの後悔気分だな。

少なくとも、同時通訳を別音声にしたものであれば、割と聞きやすいクルーガーの話で英語の勉強になるかもとしれないが、徹底的に聞きづらいのが致命的な難点だと言っておく。

Filed under: 日記・コラム,経営・コンサルタント — みやび仁(管理人) 9:55 PM
2017年12月
« 10月    
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728293031
              
クラウド活用
目から鱗のTODOサービス
現在の私の超お気に入り
Nozbeです
Nozbe
              
Amazonで小説家デビュー
完全な長編小説(電子書籍)
です。 すべての原点かも(*^^)v
              
私の共同執筆本です
Nemoto Masaaki

  にほんブログ村 士業ブログ 中小企業診断士へ
にほんブログ村

管理用